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メンヘラー・メンヘルの意味

メンヘラー・メンヘルとは何か?

注)この記事の中で"一般人"という言葉を利用していますが、あくまでうつ病を患ったことのない人の事をこの記事内限定で使用しているだけで、うつ病患者≠一般人という意味ではありません。またこの記事の内容は見る人によって不快に感じたり、更に落ち込んでしまうかもしれないのでうつの状態があまり良くない方は見ない事をお勧めします。

精神疾患を患った方のブログやその他ネットをしていると『メンヘラー』『メンヘル』という言葉をよく見かけます。この言葉の語源はメンタルヘルスと見て間違いないのですが、『メンヘル』『メンヘラー』という言葉の意味はひどく曖昧なもので、考える人によって異なっています。

【メンヘラーとは精神科、診療内科にかかっている人】

このように考えている人が大半かもしれません。もちろんそれ自体は何の問題もないのですが、メンヘラーという言葉には差別的・悪い意味が含まれているように感じられます。メンヘラという言葉にどのようなマイナスイメージが含まれているのか書き出してみます(あくまで管理人がネットを徘徊して感じた主観的なものです)

(1)意見を求めておきながら自分に都合の悪い意見は無視。そんなの聞きたくない。
(2)うつ病だと言えば全てが許されると思っている。
(3)自分がうつ病だという事に甘えている
(4)彼氏、彼女がいるのにうつ病?恋愛は出来るけど他の事はできない?
(5)自分の気持ちなんて誰もわかるはずないという対応をとる
(6)悪いのは自分ではなく周り
(7)死にたい、辛いという言葉を利用してただ構って欲しいだけ
(8)リストカットやODをした事を自慢げに話す
(9)恋愛依存の傾向がある
(10)自分語りは大好きだが他人の話には興味を示さない

だいたいこんなところでしょうか。おそらくこの様な意見を残した方々はうつ病やその他精神疾患に悩んだことのない人たちだと思われます。

(2):自分がうつ病であることにすがるしか逃げ道のないことだってあります。「うつ病だから・・・」と理由をつけなければ自分の全てを否定しなければならない状況に追い込まれてしまうかもしれません。生きるためにうつ病を理由にするのは全く悪い事ではありません。

(4):うつ病の程度によっては恋愛だってできます。うつ病になる前から付き合っている人もいるかもしれませんし、「恋愛」といっても正常な交際(不適切な表現かもしれませんがお許しください)は破綻している場合だってあります。

(7)(8):自分の言葉を聞いてもらうだけで心が楽になれるときだってあります。それはうつ病からくる悩みだろうが、仕事や恋愛、育児の悩み等、ほとんど全ての悩みでも同じ事でしょう。

(1)~(8)を見て不愉快になる方もいらっしゃるかもしれません。私から見てもこの病気を全く理解していない馬鹿馬鹿しい意見です。ではなぜ、メンヘラーにこれらの差別的な意味が含まれるようになったのか考えてみましょう。

【インターネットの普及と誤ったうつ病の浸透】

検索エンジンでうつ病を検索してみると、うつ病について扱っているサイト、自身のうつ病体験を綴ったブログ等、かなり沢山のホームページを見つけることができます。そのせいもあってか今や「うつ病」という言葉を知らないという人はほとんどいないでしょう。しかし「大うつ病」「抑鬱神経症」「抑うつ状態」といった言葉を知っている人は一般人の中にはあまりいないのではないだろうか。それは当然で、ガンになった事のない人がガンの進行状態によって様々な呼び名があること、新薬についての詳しい知識を知らないのと同じです。

ただし、中途半端なうつ病の浸透が誤ったうつ病の知識を広めてしまったのではないかと思います。

【プチうつ】
私にとって未だ謎の言葉です。ちょっとしたうつ病と言う意味なのでしょうが、この言葉が使われる場合大半は第三者に向けられるものでしょう。「今日はプチうつだったから~」と。この言葉に代表されるように、本来ならばうつ病ではなく抑うつ状態、気分が落ち込んだ状態の人が「うつ」という言葉を安易に使用してしまい、更に悪いことにその後に言い訳が続いてしまう。その結果「うつ病=甘え」の構図が更に広まってしまうのではないか。

【今日は鬱レベル2だから・・・】
これは実際に他のサイトの掲示板で見かけた書き込みです。うつ病には確実に波があり気分のいい時も存在しますが私から見ても「鬱レベル2って何?」です。

いろいろなサイトや掲示板を見ていてどうしても印象に残るのが(1)の「意見を求めておきながら自分に都合の悪い意見は無視。そんなの聞きたくない」です。うつ病をテーマにしているサイトや掲示板なら100歩譲ってありなのかとも思いますが、全く関係のないサイトで(1)の状況をみるととても残念です。悩みを聞いて一生懸命考えたアドバイスや意見が、「あなたにはこの病気のつらさなんてわからない」の一言で片付けられたら普通の人はどう思うでしょう。

【私たちは隔離された世界で生きることは出来ない】
現状としてメンヘラという言葉の指す意味は単純に精神科や心療内科に通院している人ではなく、精神科、心療内科に通院していて、かつ(1)~(10)に当てはまる人、もしくは病院には行っていないが(1)~(10)に当てはまる人を指している気がします。googleでのメンヘラの検索結果を見てみると一般人がメンヘラをどのように思っているかわかりやすいかもしれません。はっきり言ってすでに定着した言葉の意味を変えていこうなんてことは不可能なのでこのサイト内では、メンヘラーを青色で書いた部分と定義し、メンヘラー≠精神疾患を患っている人とします。

さ て、ここで問題なのは(1)~(10)の内容はうつ病やその他精神疾患を患ったことのない一般人の馬鹿馬鹿しい意見に変りはないが、一般人とうつ病患者が全く別世界で生活することは不可能だという事です。(1)~(10)を見て悲しくなったり不愉快になる方もいるでしょう。まとめてみた私自身もいい気持ちはしません。

うつ病患者「理解がなさ過ぎる。もっと私たちの事を考えるべき」
     「この病気はなったことのない人にはわからない」

一般人  「そう言われても事実なんだから仕方ない」
     「もっと前向きに生きなさい。」

これでは何もかわりません。社会からの偏見、無理解は時間をかけて正していかなければなりません。ただしそれはうつ病に悩む方にも同様に言える事で社会からの理解、身近な人から理解を得るために変らなければいけないこともあるのではないでしょうか。

『歩み寄り』は片方の努力だけでは成り立たない。それが私の考えです。

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